マジか!?世田谷区の空き家の戸数とは
2日前くらいにネットニュースになっていましたがご覧になられましたか?
東京都世田谷区の空き家の戸数が載っていました。
世田谷区といえば、地方の私でも知っている言わずと知れた高級住宅街。
その空き家戸数は5万戸あるという。
世田谷区では、1坪150万円で取引されることもあるとか。
さて、この事実について不動産業者として何を思うのか?
また、社会や経済の視点から見て、どう感じるのか?
まず不動産業者として、非常にもったいない。
仮に100坪の土地があれば、価格は1億5000万円で取引される。
マンションばかりで戸建てを望む人にとっては、是非とも手に入れたいと願うのではないだろうか。
では社会や経済としてはどうか。
仮に1億5000万円の不動産が5万戸流通したと仮定すると
その資産額は7兆円を超すのだ。この7兆円が日本経済に流れ込めばと考えるとすごい大きな金額だ。しかも、これは世田谷区だけの話だ。東京都23区内には何十万もの空き家が存在するのだ。
街のど真ん中に、廃墟と化した空き家が、その町にどんな印象を与えるか考えてほしい。
街並みとは、そこに暮らす人々の名刺でもある。空き家があれば、猫などの住処となり、不法投棄といった悪影響が連鎖するのである。
今一度、不動産の後処理についてしっかり考えていただきたい。
また、一人で考えられなければ家族、その家族がいなければ私のような不動産会社を頼ってほしい。